自宅で家族の介護を行っている場合に利用できるサービスには、さまざまなものがあります。代表的なサービスとしては、自宅にスタッフが訪問して介護などを行うものです。「訪問介護」や「訪問看護」、「訪問リハビリテーション」などがこれに当たります。
訪問介護では食事や着替えなど日常生活のさまざまな介助、掃除や洗濯などの生活支援が行われます。日中だけ施設に通う、通所型の介護サービスも利用できます。代表的なものは「デイサービス」や「デイケア」です。日中、施設に通って食事やレクリエーション、リハビリなどを行います。
出張や旅行などで自宅を留守にする際に、短期間だけ宿泊できる「ショートステイ」も、在宅介護で利用できるサービスです。このほか、電動ベッドや車椅子など福祉用具のレンタルなども行われています。
介護保険のサービスを利用する場合は、地域包括センターなどに要介護認定の申請を行って、要介護認定を受ける必要があります。その後、介護の専門職であるケアマネージャーが作成したケアプランに沿って、必要な介護サービスが提供されます。
上記は介護保険で利用できる、在宅介護サービスです。このほかにも、介護保険の対象外のものもあります。保険対象外なので全額負担となりますが、介護の負担軽減のために多くの人が利用しています。例えば、おむつの支給や訪問理美容など、各自治体が独自のサービスを行っているので確認してみましょう。
民間企業やNPO法人でも食事の宅配、見守り、家事代行、外出時の送り迎えなど、保険対象外のさまざまなサービスを提供しています。